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はじめてのキャンプ

はじめてのキャンプ

林明子 さく 福音館書店

 

「わたしもいく!」なほちゃんが目をキュッとつり上げ、足を踏ん張り、叫んでまで行きたかったのは大きい子たちのキャンプ。「ちっちゃいこはだめ!」とみんなに口々に言われても、はち切れそうな大きな大きなリュックを担ぎ、ひとりで薪を拾い、ぜったいに泣かないもんと踏ん張るなほちゃん。おにいさんやおねえさんと一緒に大きな口を開けてカレーをほおばるなほちゃんからは、子どもが新しい体験を全力で吸収している姿がとても素直に伝わってきます。

 

初めての焚き火だったり、夜の怖いトイレだったり、林明子さんの描くなほちゃんの姿を通して、新しい体験のわくわくとドキドキを感じることのできる絵本です。