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Vol.13 ストレスとつきあう

先月初めて救急車で運ばれました。

早朝、ひどいめまいで天井がぐるぐる回り、起き上がることができませんでした。1週間ほどで正常に戻りましたが、急なことでしたのでお店を1日臨時休業にしてしまい、多くの方を心配させてしまいました。

 

今回のことは、夫婦2人でお店を営むにあたって、急にどちらかが倒れた場合どう対応すればいいか、臨場感をもって検討するきっかけとなりました。どうやって子どもを園に送り迎えするか、誰を頼るか、どんな準備が必要か。何かあった時に動ける体制をシミュレーションしておくのはお店を経営していく上で大切だと遅ればせながら実感し、答えもいくつかみつけることができました。

 

今回体調をくずした一因として考えられるのは、ストレスだそうです。

好きなことを仕事にしているのに、ストレス。

好きなことを仕事にしているからこそのストレスもあるかもしれないと、1年間お店を開いてみて思います。

 

勤めていた時の仕事のストレスはとても大きなものでした。自営業となり、そのストレスから解放されたと最初は軽やかにスキップでもしている気分でしたが、それもつかの間、すぐに種類の異なるストレスが出現しました。

 

雇われていた当時は、仕事の内容が上手くいかない時、納得がいかない時、私の場合はどこかで組織や誰かを理由にしていたと今になって思います。自営業になり自分で最後まで責任をもつということが、否応なしにできるようになりました。責任を自分でとれるようになったことで、それまで仕事に関してもやもやしていたものがすっきりとなくなりました。

 

ただ、働き方や仕事に関する思考は、そのまま自分たち家族の生活にダイレクトに影響してくるのが、夫婦で自営業を営む際の難点だと感じます。仕事でうまくいかないことは夫婦の問題に、嫌なことはそのまま子どもへの対応に、糸がからみあうように繋がってしまいます。でも本当は別物です。全て混同してできる人もいますが、私は切り離さないといけないタイプだと感じていた矢先の冒頭の出来事でした。

 

お店が一周年を迎えた先々月の3月から、仕事と生活とを意識的にわける働き方に変え、家に仕事を持ち込むのを辞めました。4月からは営業時間と定休日を変え、休日は家族で、お店の営業時間は全力で仕事に取り組む方向にシフトしていきました。仕事と生活を意識してわけることでストレスが減り始めたなと実感していた矢先でした。

 

果たしてストレスが原因だったのかはわかりませんが、どちらにしてもさらに意識してストレスを減らすということは必要だと感じています。居心地のいい場所を提供したいのなら、店を作る側がリラックスしていたいものです。

 

勤めていても、自営業でも、働いていなくても、ストレスは種類を変えて存在します。大切なのはどんな時も働かされるのではなく、自分の意思で、仕事なり家事なり子育てなりと向き合うことなのだと思います。何が自分にはストレスになるかを把握して、時にはしないという選択もしつつ、向き合っていこうと思います。

 

絵本屋、ずっと続けていきたいですから。