· 

棚かえました

ちぇすなっとの棚板は可動式です。

棚の高さを変え、本を移動させるということを頻繁にしています。

眺めているだけでも楽しい本棚

気になる絵本が見つかる本棚。

手に取りやすい本棚。

ちょうどいい高さのところに一番のオススメを置きたいけれど、素敵な絵本は限りなくあったり、たくさん並べようとすると、高い位置になってしまって、取りにくかったり。絵本の形や大きさは様々なので、入荷した絵本によって棚を変化させ、どうすれば選びやすいか試行錯誤を繰り返しています。つかめてきたこともありますが、理想の棚にはまだまだです。

 

そんな中、ずっと実現させたかったことがあります。絵本の表紙をずらりと並べたコーナーを作ることです。

ほとんどの絵本を表紙で見せているという絵本屋さんもあるくらい、絵本は背表紙だけでは選びにくく、反対に面で並べると楽しく鮮やかなものが多いです。とはいえ、お店のスペースにも限界がありますし、たくさんの絵本から選んでもらうには、表紙を見せて並べすぎてしまうと、並べる絵本の数が極端に減るという問題がでてきます。さまざまな絵本屋さんが葛藤しながら、ここは表紙、ここは背表紙にと時には泣く泣く決断しているかと思います。ちぇすなっとはたくさんの絵本の中から選んでほしいということを優先させ、背表紙で並べた本が圧倒的多数です。こんなに素敵な絵本たちをもっと表紙をみせて並べられたらと常日頃思っていましたが、やっと今回実現させることができました。

 

 ちぇすなっと入って左の棚を、絵本や児童書の表紙を見せて並べるコーナーとしました。そして月刊誌「こどものとも」を並べている棚の一番上は「こどものとも」の表紙を見せて並べるコーナーとしました。

どちらも表立ったテーマはなく、その表紙のもつ雰囲気、物語のつながりなどを毎回裏テーマとして並べていきたいと思っています。悲しい物語でもわくわくする物語でも、絵本を読むということの中には「楽しさ」があります。楽しいからこそ物語の世界につかの間入りたくなるのだと。絵本の表紙からはたくさんのことが伝わってきます。表紙をずらっと並べることで、その絵本同士の繋がりを感じ取ると、その一冊だけでは感じなかった絵本の違う面が見えてくるように思います。この絵本も、こっちの絵本も読んでみたいと、心がわくわくする本棚を作っていきたいと思います。

どちらも定期的に入れ替えていきますので、気になった本はぜひ手にとってみてください。