先週からはじまった「1年生の本棚」という特集では、小学1年生におすすめの絵本や幼年童話を、ちぇすなっと中央の机に並べています。
どの本にも共通するのは、
・身近な登場人物や設定
・展開に驚きやおもしろさがある
・物語の流れがシンプルでわかりやすい
・文章が削ぎ落とされてわかりやすい
・時間がいったりきたりすることがなく、読み進めると時間が流れていく
というような観点から選んでいます。
特に、情緒的な表現を削ぎ落とし、シンプルに驚きやわくわくとともに展開していく物語は、はじめて本を自分で読むという子にとって、とても大切なことだと思います。
はじめて、自分で、本を読む。
小さな頃は、絵本のページをめくるのがただ楽しいという姿をよく見かけます。少し大きくなってくると、絵本を暗唱しながらページをめくり、誇らしそうにしている子もいます。字が読めるようになってくると、ゆっくりと絵本の文字を読みはじめたりもします。
それらはすべて、ページをめくる動作の真似のおもしろさであったり、読んでもらったことのある絵本を自分で読んでいるかのような疑似体験の楽しさであったり。自分の力で文字を追う楽しさであったり。
自分で読むことでその内容を理解し、物語の世界を楽しむという行為とは、まったく違うものです。
だからこそ、はじめて自分で本を読むという行為は、とても神聖でわくわくすることだと思うのです。
だからぜひ、本を読む時間が楽しいものであって欲しいなと思います。
自分で本を読みはじめるのが、1年生なのか、2年生なのか、あるいは5才なのか。年齢関係なく、書いてある文字を言葉や文章として理解していくことを、純粋に楽しんでもらいたいと思います。
③へつづく


